ダラットの風に吹かれて〜、日本語教師。

ベトナム在住16年の日本語教師、サイゴンからダラットに引っ越して、コロナ流行には翻弄されながらニャチャンとダナンを行ったり来たり。今はダラットに舞い戻り日本語教師引退後の生き方を模索中。

クリスマスはダラット見学その2、茶園の巻。

バオダイ帝の別荘から次に案内されたのは、山の上の茶畑だった。
コーヒー農園に行くのかと思ったらお茶畑なので予想外だった。ダラットにもお茶農園はあるのだと納得。でも、詳しい説明もなく小高い丘の茶畑を自分達で見学するだけだ。運動不足の老体には刺激的な1日だ。
ベトナムの茶畑を近くで見るのは初めてだ。日本の茶木よりも背丈が小さいのが特徴だ。
ただ茶の種類がなんなのかわからないのは残念だ。


この小高い丘の上まで登ったが良い運動になった。

テイーハウスと名前がついてるので、さぞや美味しいお茶が味わえると思い期待して入ってみた。

しかし、販売している飲めるお茶の種類は少ない。烏龍茶が1種類1カップ4万ドンで
出て来たのは写真の物だ。がっかりです。香りも無いし味も無いに等しい。しかもここの茶畑で採れた物かどうかも分からない。ボッタクリも良いところだ。


ベトナムの観光地ではサービスの悪さにガッカリすることがあるが、ここもそうだった。
ここで採れたお茶を美味しく提供することで、栽培している茶の販売にも効果があると思うのだがこれでは逆効果でしょう。
お茶を買う気にもならん。
ただ、景色の良い高原の茶畑を見ただけでした。

日本語教師の楽しみ、教え子に再会すること也

 今日の授業の前に、今年の4月から日本の札幌の日本語学校に留学した学生がTANICOに来ていたので驚いた。冗談で「ええ!もうベトナムに帰って来たのか?」と言いながら再会を喜ぶ。元気そうなので安心するが、日本の正月で学校が休みなのでベトナムに一時帰国なのだ。


早速だから、授業で日本での勉強やバイトや生活のことなどを話してもらう。
これから日本へ留学に行く予定の学生たちも、リアルな体験談が聞けるので目が輝いてるね。


日本の生活で注意することでは、時間を守ることの大切さを話してもらう。
先生が何回も言うよりも、経験者が話す方が理解は早いだろう。
アルバイトで、パン屋で働いてるが日本人の友達もできて楽しいことなど。
ずっと札幌で住みたい、「え!もう。どうして?」など、など。
日本語能力試験はN3を受けて結果待ちだとか。


でも、学生のアルバイトのことで時給の話になって、ええ!そうだった!
と思わず私はつぶやく。日本の最低賃金は今や先進国の中でも最下位レベルだが、その日本のバイト代よりも私(日本語教師)のベトナムでの時給は低かったのだ。これはもちろん承知の事実だけど…。


まー、そんなに条件も良くないのになんで長いことベトナムで日本語教師などやってるのかねー、と聞かれることもあるが…。


色々あるが、こういう風に教え子が会いに来てくれるのもやっていて良かったことかな。
給料は安いけど、教え子が頑張ってる姿を見ることは日本語教師冥利につきるとでも言うのかな。(負け惜しみに聞こえるけどね。笑。)



この学生は、日本へ行く前のTANICOの勉強でも、会話は上手だったからねー。


でも、日本の学校は3週間の正月休みらしい。ダラットでは日本人の先生は1週間も休まないよ。いえいえ、テト休みがあるからね。ここはベトナムだ。

クリスマスはダラット見学その1、バオダイ帝の別荘(KING PALACE) 



クリスマスで日本語教室は休みになったので、ベトナム人妻に「どこか遊びに連れて行って!」とせがまれて、ダラット市内の一日観光ツアーに急遽参加した。
ワゴン車に10人ほどのツアー客が乗っていたが、日本人、フランス人、韓国(?)人、ベトナム人というメンバー。若いベトナム人男性が案内役だった。案内途中で生後2ヶ月の赤ちゃんのビデオを見ながら優しいパパぶりを見せていた。


私はダラットに3年住んでいるが、ダラット市内をこうして旅行社の案内で見学したのは今回が初めてだということに気がついた。妻と二人でバイクで見学したことはあるのだが…。


あいにく朝から小雨がちらつく天気で少し肌寒かったが、観光というのは歩くので日頃の運動不足解消にちょうど良かった。


最初に見学したのはバオダイ帝の別荘(KING PALACE) でした。

このバオダイ帝の別荘だったというのは、他にもダラット市内にはあるのですがここが一番豪華で綺麗に管理もされていた。
「参考情報」
1938年にできたダラットにあるバオダイ帝の別荘を見に行こう | ベトナム観光ガイド/ダラット観光ガイド | ベトナム生活・観光情報ナビ[ベトナビ]




下の写真は正面にバオダイ帝の人形が座っているので最初はびっくりする。


額縁写真の中央がバオダイ帝らしい。

こちらも人形だが…。

こちらはバオダイ帝の奥様

二階の廊下です。

壁に当時のホイアンの絵がかけてあった。

正面の門

このバオダイ帝別荘は一見の価値ありです。


「コンビニの光と影」、この影の部分が大きく人生を変えた。

 私は深夜や朝方に悪夢で目が覚めることがある。その夢は正に悪夢なのだ。昔、嫌な事があって忘れたいと思ってる事がフラッシュバックのように夢の中で再現されて目が覚める。今朝もそうだ…。


 下記の「コンビニの光と影」の本を出版したのは1999年8月だ。この時に私はコンビニのオーナー(名古屋市内のサークルK)だった。この本は、当時急速に店舗数が伸びていたフランチャイズシステムのコンビニ店を経営していた加盟店オーナー達がフランチャイズシステムのコンビニシステム、その運営がコンビニ本部だけが一方的に有利な実態を告発して立ち上がった運動の中で出版された。
 当時、静岡大学の経済学者だった本間重紀教授の編集で各専門の弁護士や経済学者達とと、元や現役のコンビニオーナー達が悲痛な体験と訴えを書いた内容だった。
私も、サークルKオーナーとして実名でコンビニ加盟店の現状と問題を書いた。今改めて
「コンビニの光と影」でネット検索すると下記のようにいくつも出てくる。


約19年前の出来事で、このタイトルの本は新装版が10年前に出たみたいだが今はもう絶版のようだ。





当時で、コンビニ店数は4万店と言われてたが、今では5万5千店ぐらいでセブン、ファミリー、ローソンの大手三社で90%のシェアらしい。独占状態だ。


結局、私は当時のサークルK加盟店を契約期間15年を継続した。問題だらけのコンビニ加盟店で契約当初、開店直ぐに「こんな事(仕事)、真っ当な人間のやることではない。」と直感したが、それはその後の15年という長いコンビニ店運営で実証されてしまった。


15年間という長いコンビニ運営でいろんなことがあった。自分を取り巻く状況では、家族親戚関係崩壊、家庭崩壊、離婚、社会的関係の衰退、健康破壊などなど…。正に悲惨な状況を表現する言葉ばかりだ。


「健康破壊」で言えば、15年の契約が終わって3年後に私は大腸癌が発見されて手術した。幸いにも初期段階であったので今に生き延びている。


つい、コンビニの事を書くと色々と思いだして長くなる。今後も少しづつ書こうと思うが、どうしても今書いておきたいことはこれだ。


コンビニ店を開店して間がない頃に、私の弟の妻が二人の子供を連れて暑い日中に開店祝いに駆けつけてくれた。その時には、私は夜中にオーナーといっても店長兼スタッフでなんでもやらなければならない。開店して当初は、夜中のバイトが集まらないのでオーナー自らがやるしかないのである。夜中のバイトが集まるまで3ヶ月ぐらいは夕方から朝方7時ぐらいまで毎日やるしかないのである。店は24時間営業が原則。


この時に、こんな事業、仕事はやるもんじゃない、人間の生理に反する行為だ。人は太陽と共に昼に働き夜は寝るもんだ…、と痛感した。このコンビニ開店は失敗だ!
と精神と身体の健康破壊の恐怖感で本能的に感じていた。


だからこの時期は、特に夜勤明けの朝方は疲労困憊でマトモな精神状態ではなかっただろう。
その時に、弟の妻は開店祝いに来てくれた。店の外は暑かったが、二人の小さい子供を引き連れて、子供達は喉が渇いて飲み物を欲しがってくる途中にローソンがあったが「もうすぐに店に着くから…。」と言って来たらしい。


そして、店に着くなり冷たい飲み物を子供達は手にしていた。弟の妻は開店祝いを手渡してくれたが、私はその直後にとんでもない行為をしていた。子供達の手の中の飲み物を取り上げたままに店の中の事務所に案内するのではなくて、店の外に案内をしていた。
それは何故か、未だに分からないのだが、その後ずっと私の脳裏から忘れられない出来事として、時々にフラッシュバックするのである。正に悪夢だ。


いくら、睡眠不足で朦朧としていたとしても、後で振り返るに、その弟の母子に私は取り返しのつかない事をしたのである。幼い子供達がどう思ったか…、想像しただけでもゾッとする。でも、その時の私はその事が異常な行動だと分からないのである。
後で、気づくことの恐ろしさはない。


この時の出来事は、それから20年近く経っても悪夢の一つだ…。
当然に、弟家族との関係はその後、悪化していく。私は、約10年前にベトナムへ来る時に、その時の出来事に対して弟の妻にお詫びの内容の手紙を書いた。遅きに失するとはこのことだが、その開店事以来20数年間直接には会えないでいる。


コンビニ経営を契約して開店した結果の、正に「コンビニの影の部分」の一つである。悲しいかな…。開店当初からすれば、もう30年近くになろうとするのに、未だに悪夢として消えない…。

「アナマンダラヴィラリゾート&スパ」のベッドとバスタブ

先月に日本からの友人が泊まった「アナマンダラヴィラリゾート&スパ」のバスとベッドの写真が手に入ったので改めて掲載します。(友人が送ってくれた。)

このベッドメイク写真、改めて見ると可愛いというか悩ましいというか、寝心地を友人に聞いてみたかったな…。朝の鶏の声がうるさかったは聞いたが。
この写真だが、先のブログを見た友人が送ってくれたが「横には、おじさんとポーターしかいないと言っても誰も信じない可能性があり、この写真は、誤解を恐れて誰にも見せていません。(笑)」とメールに書いてあった。うんうん、その気持ちなんとなく分かるな…。(笑顔) 

このバスタブの花びらは、私が最初に発見して驚いた。「これ!どうするの?」
バスを使うときにどうしたらいいのか疑問が湧いてスタッフに聞いたのだが…。
お湯を入れるときに、そのままに熱いお湯を入れるのか、それともこのまま流してから改めてお湯を入れるのか?が疑問だった。


お湯を入れたバスにこのように花びらが浮かぶのは心地好さそうだけど…。これは、水だからね。


そういえば、友人にどうしたのか聞くべきだったな…。友人も戸惑ってたな・