ダラットの風に吹かれて〜、日本語教師。

ベトナム在住16年の日本語教師、サイゴンからダラットに引っ越して、コロナ流行には翻弄されながらニャチャンとダナンを行ったり来たり。今はダラットに舞い戻り日本語教師引退後の生き方を模索中。

日本語教師の楽しみ、教え子に再会すること也

 今日の授業の前に、今年の4月から日本の札幌の日本語学校に留学した学生がTANICOに来ていたので驚いた。冗談で「ええ!もうベトナムに帰って来たのか?」と言いながら再会を喜ぶ。元気そうなので安心するが、日本の正月で学校が休みなのでベトナムに一時帰国なのだ。


早速だから、授業で日本での勉強やバイトや生活のことなどを話してもらう。
これから日本へ留学に行く予定の学生たちも、リアルな体験談が聞けるので目が輝いてるね。


日本の生活で注意することでは、時間を守ることの大切さを話してもらう。
先生が何回も言うよりも、経験者が話す方が理解は早いだろう。
アルバイトで、パン屋で働いてるが日本人の友達もできて楽しいことなど。
ずっと札幌で住みたい、「え!もう。どうして?」など、など。
日本語能力試験はN3を受けて結果待ちだとか。


でも、学生のアルバイトのことで時給の話になって、ええ!そうだった!
と思わず私はつぶやく。日本の最低賃金は今や先進国の中でも最下位レベルだが、その日本のバイト代よりも私(日本語教師)のベトナムでの時給は低かったのだ。これはもちろん承知の事実だけど…。


まー、そんなに条件も良くないのになんで長いことベトナムで日本語教師などやってるのかねー、と聞かれることもあるが…。


色々あるが、こういう風に教え子が会いに来てくれるのもやっていて良かったことかな。
給料は安いけど、教え子が頑張ってる姿を見ることは日本語教師冥利につきるとでも言うのかな。(負け惜しみに聞こえるけどね。笑。)



この学生は、日本へ行く前のTANICOの勉強でも、会話は上手だったからねー。


でも、日本の学校は3週間の正月休みらしい。ダラットでは日本人の先生は1週間も休まないよ。いえいえ、テト休みがあるからね。ここはベトナムだ。