ダラットの風に吹かれて〜、日本語教師。

ベトナム在住16年の日本語教師、サイゴンからダラットに引っ越して、コロナ流行には翻弄されながらニャチャンとダナンを行ったり来たり。今はダラットに舞い戻り日本語教師引退後の生き方を模索中。

「ここはかめだけうさぎはいない」

 タイトル「ここはかめだけうさぎはいない」この看板は今、私が一時帰国している日本の田舎の田んぼの横に立っている。いつからここに立ってるのか定かでは無いが、面白いと思っている。


しかし、この平仮名だけでは県外の方には意味不明だろう。漢字表記にすると「此処は亀嵩、兎はいない」になる。


そうです。この地域の地名は「亀嵩(かめだけ)」なのです。


私の田舎のバス停の前の田んぼの横にこの看板が立っていて、路線バスを待っているときにこの看板が目に入り、誰が考えたか?と感心している。


実は、正確にはこの看板が立ってる所は「亀嵩」ではなくて、此処から4kmぐらい行ったところが「亀嵩」という地名なのだが…。


私が中学生の頃は、その地に中学校があり、自転車で毎日通学したことを思い出している。
今では、その中学校も統合されて小学校になっている。因みに、表記の看板が立っているところには小学校があったのだが、今ではそれも統合されている。


私が中学校の時代は、路線バスも無くて、雪が降る冬は雪道を約1時間掛けて通学したものである。


その約1時間かかる距離の道を、今回の帰国時に一度だけ自転車で往復したが、身体的にキツかった。中学生の頃はよく通ったなー、と思い出に耽った。今では、その頃の元気さも無い。田舎の道は坂道が多いので大変なのだ。