ダラットの風に吹かれて〜、日本語教師。

ベトナム在住16年の日本語教師、サイゴンからダラットに引っ越して、コロナ流行には翻弄されながらニャチャンとダナンを行ったり来たり。今はダラットに舞い戻り日本語教師引退後の生き方を模索中。

母に、付き添いで一泊するが…、

 10月4日の投稿で、母の容態が急変したので病院に泊まるかもしれないと書いていたが、その日はドクターとの話の中で中止にした。


 その後、昨日まで点滴投与は中止にして、自然に食事を食べれるだけにした。
 
 そして、20日の朝に病院の看護師から電話があり、「呼吸が荒くなり、部屋は個室に移動した」との連絡があった。何故に個室に移ったのか?気になったが、とりあえず朝9時過ぎの路線バスで病院に駆け付ける。


 個室は一日6千円の費用が掛かる。当初の看護士の話では2千円ぐらい?と言ってたので、それぐらいなら夜中に呼び出されてタクシーで駆けつけるのと比較したら大丈夫かなと思ったが…。
 
 こちらの意見も聞かずに、「個室に移動しました」と言われてもね…。6千円は決して安くない金額だが…。


 結局、3泊だけの条件で個室の移動は了解した。そして、一晩付き添いで寝ることになった。


 病人のはともかく、付き添い者用のベッドは簡単なソファーを平にできるタイプでブカブカの寝心地は良く無い簡易ベッドだ。


 部屋には、風呂とシャワーが付いていて、小さな冷蔵庫と電気コンロも設置されている。風呂が使えるのは嬉しかった。(実は、田舎の古い家は給湯器なし風呂なしの生活で、2日に1回の温泉通いが日課になっている。)


 だから、1泊6千円のホテル泊まりだと思えば良いか!と了解したのだが、甘っかった。


 実は、かけ布団や毛布も無くて、暖房もエアコンの暖房設備のみで部屋の上部だけで温風が動く設備で寒かったのである。


 入院者の母は、もう声を掛けても返事もないし、荒くて浅い呼吸をしているだけだ。
もう、息子の私が付き添っていることは意識していないのだろう…。


結局、夜中に何回か血圧や検温、体の向きを変える為などに看護士さんが出入りする。
その度に目が覚めるので、寝不足状態で朝を迎えた。毛布や布団も無いので寒さで寝れない…。
 
 付き添いで同宿するのは大変だと分かり、これからは付き添いはしないことにして、自宅で待機してるので、何かあったら連絡をもらうように頼んで、午後に町内の亀嵩温泉で体を洗い温泉で癒して田舎の自宅に帰る。


畳の上で布団の中で寝るのは、簡易ベッドで寝るより良い。