ダラットの風に吹かれて〜、日本語教師。

ベトナム在住16年の日本語教師、サイゴンからダラットに引っ越して、コロナ流行には翻弄されながらニャチャンとダナンを行ったり来たり。今はダラットに舞い戻り日本語教師引退後の生き方を模索中。

「国際婦人デー」で朝から冷や汗、バタバタでした。


Xin chúc mừngNgày quốc tế phụ nữ.「祝国際婦人デー」
3月8日は「国際婦人デー」で朝からバタバタでした。早朝、いつものようにYOGA教室に行くと、バイク整理のおじさんが「Ngày 8/3quốc tế phụ nữ…」とベトナム語で言ってきた。
私には「おい!今日は3月8日婦人の日だぞ!花束でも持ってきたのか?手ぶらか?どうしたんだ!」と言う風に聞こえた!


「えー、大変だ!早朝なのでまだ花屋も開いてないよ。忘れてた。そういえば、ヨガ教室は女性の城だった。先生は女性ばかりだし…。」そう呟きながら、教室に入るといつもと雰囲気が違う。
先生の机には花束がいっぱいだ。先のクラスの生徒と先生が花を持ち記念写真を撮ってるのが見えた。


ヨガの練習はちょっと上の空だった…。練習が終わってからダラット市場の花屋へ一目散です。花屋は今日の日のために花、花だらけ。
「ヨガ教室、妻、日本語教室」のための花を購入しました。
その後で、再度ヨガ教室へ行き花束を届ける。(記念写真をパチリ)



日本語教室でも、今は人数も少ないので女子生徒にバラ一輪です。(笑顔がいいね!)もちろん、先生にも。
ベトナムでは「女性の日」が二回ある。もう一つはベトナムだけの「女性の日」が10月にある。どちらもその日は路上には前の日から即席の花屋がオープンする、男どもは大忙しだ。


3月8日は国際婦人デーだから世界中の国が対象だが、日本とベトナムでは雰囲気が違う。ベトナムでは女性が働く職場では花はもちろんプレゼントが用意される。パーテイーもある。それは雇用主側が準備するようだ。それが無いような職場は次からは女性たちは去っていくかもしれない。それとは別に個々に男性からもある。
もちろん、家庭では夫は妻にその日は大サービスしなければならない。プレゼントはもちろん、料理洗濯も夫がすることもあるらしい。それが、ベトナム流だ。


一方で、私は日本人だ。結婚するまでは、いろんな職場で「女性の日」を体験したが、「日本とは違うな」などと第三者的に見ていた。でも、ベトナム人と結婚してからは直接の当事者になった。妻からはあs「明日は〇〇です。」と言われて、どうしたもんか?と冷や汗をかくこともある。最低でも花束は用意するが、どうも相手はそれ以上のサービスを期待しているようだ。金?家庭サービス?禁句かもしれないが「俺は日本人だから…。」とうやむやにしたり…。


でも、ベトナム人妻は花束やプレゼントを渡すと必ず「Nó giá bao nhiêu?(いくらだった?」と聞いてくる。日本人の私は、それを聞かれるのは嫌なのだ!「いくらでもいいだろう」しかし妻は時に高い値段を言うと、「高すぎる、もったいない。」言う。


日常的にベトナム人は誰彼なく「それは、いくらだった?」と聞く習性がある。
物の値段が定価も無い統一的でないベトナムでは、値段を聞くことで情報収集しているのだが。日本とは文化習慣が違う。


しかしベトナムに10年以上いるが、今回ほど焦ったことないな。(笑)