ダラットの風に吹かれて〜、日本語教師。

ベトナム在住16年の日本語教師、サイゴンからダラットに引っ越して、コロナ流行には翻弄されながらニャチャンとダナンを行ったり来たり。今はダラットに舞い戻り日本語教師引退後の生き方を模索中。

ダナンからダラットへバスで移動中、バスに置いて行かれる。は遠かった


 
長い長いコロナウイルス対策でベトナム中が移動制限中、そんな中でもVISA更新の期日は迫ってくる。更新をダナンかダラット、何処でやるかでスッタモンダした挙句にダラットへ行くことになった。


だが、ダナンからダラットの飛行機はまだ再開してない。バスならあるということで夕方5時ダナン発のフンチャンバスでダラットへ行くことにした。ダラットに何時に着くのか聞くと当初は朝の8時ということだった。


バスは🚌寝台シート型の席だが狭くて窮屈だ。昔、ホーチミンからダラットへは同じようなバスに乗ったことがあるが6時間ぐらいだった。それに比べると倍の時間と距離だ。



途中、9時と夜中の12時ごろに食事とトイレ休憩でバスは停留した。そして朝方の3時ごろにトイレ休憩で寄った所で、トイレから外に出たら、「あれ!バスがいない?!」ことに驚いた。「ええ!?嘘、冗談でしょう!」。本当にバスは出発して行ったのです。


置いてけぼりにされたのは私ともう一人ベトナム人の若い男性だった。私は呆然として思考停止状態です。ベトナム人男性は電話をかけまくっていた。なんとか連絡がついてバスは引き返してくるようだ。


しかし、これが私一人で置いてかれていたら大変な状況だった。私ならどこに電話をしていいかわからないし、会話が通じるかどうかも分からない。大事な荷物はバスの中だ。最悪の状況になるところだった。幸いにも、バスは20分ぐらいで戻って来たが、車掌らしき若い男性は「すみません」の言葉もなく、何か言い訳めいた言葉を言ってる。運転手も黙ったままだ。日本なら「すみませんでした。」と言う場面だが…。


あとで、その場所をGoogleマップで確認するとナチャンだった。ダラットへ3時間ぐらいの所だ。


それからはバスは一気にエンジン音を響かせて坂道を登るのである。標高1500メートルのダラットへ駆け登って行くのであった。そしてダラットについたのは朝の5時半だった。結局、やく12時間の長距離バス移動だった。